Eライン/フェイスライン改善

✅「横顔がコンプレックス」
✅「顎のしゃくれが気になる」
✅「口元を美しく整えたい」

こうした横顔や口元のお悩みは、美容外科での施術で改善しようと考える方も少なくないでしょう。しかし、症例によっては、矯正治療でも見た目や機能の改善を図れることがあります。特に、「出っ歯」や「受け口（しゃくれ）」、「口ゴボ」、さらには「重度の叢生」といった歯並びに起因するお悩みは、矯正治療の得意分野です。

矯正治療と美容外科の治療は特徴が異なるので、比較表にまとめてみました。

	費用	治療期間	体への負担	見た目の変化	効果の持続性
矯正治療	数十万～ 90万円	～2年半	小さい	自然な変化	永続的
美容外科	数十万から 100万円以上	数日～数か月	大きい	不自然になる可能性あり	施術によっては永続性なし

美容外科の最大のメリットは、治療期間が短いことです。デメリットは治療費が高額になりやすいこと・体への負担が大きい場合があること・施術によっては効果の永続性がないことが挙げられます。

一方、矯正治療は治療期間が長いことがデメリットですが、費用の負担が比較的少なく、体への負担も少ないです。また、その人本来の美しさが引き出されるため、仕上がりは極めて自然です。フェイスラインやEラインを整えたい方は、矯正治療もご検討いただければと思います。

従来のセットバック矯正（外科矯正）では、骨を切断したり削ったりする外科的な手術が必要でしたが、切らないセットバック矯正では外科処置をせずに矯正治療のみで口元全体のバランスを整える方法になります。

切らないセットバック矯正を行うことで、フェイスラインや顔全体のバランスに顕著な変化が現れます。特に、元々の歯並びのズレが大きい方や、噛みあわせが悪い方は、劇的な変化が期待できます。以下のお悩みを抱えている方は、切らないセットバック矯正によって見た目が美しく整うのとともに、機能面も大きな改善が見込めます。

出っ歯

上前歯が前方に突き出している歯並びです。口を完全に閉じることが難しく、奥歯に負担がかかることもあります。

受け口

下の歯が前に出ている状態の歯並びです。通常とは噛み合わせが逆になるため、「反対咬合」とも呼ばれます。顎の動きが制限され、将来的に顎関節症のリスクも高めます。

重度の叢生（そうせい）

デコボコした歯並びです。歯並びが入り組んでいるので歯ブラシが十分に当たりにくく、虫歯や歯周病のリスクが高いです。

開咬（浅い噛み合わせ）

奥歯だけが噛み合い、前歯が噛み合わない歯並びです。放置すると、奥歯に負担がかかります。

過蓋咬合（深い噛み合わせ）

過蓋咬合（かがいこうごう）は、下の歯がほとんど見えないほど前歯が深く噛み合っている状態です。顎への負担が大きいため、顎関節症になりやすいです。

切らないセットバック矯正で対応できないケース（骨格が大幅にずれているケース）もあります。その場合でも、当院では「外科矯正」も行うことができるため、そちらの治療をご提案しています。

「外科矯正（サージェリーファースト）」

当院で行う外科矯正は「サージェリーファースト」と言います。サージェリーとは「外科」のことで、ファーストは「最初に」ということです。つまり、最初に外科処置を行い、その後に矯正治療を行うということです。

この方法の最大のメリットは、最初に外科処置を行うことで大幅に顔貌が変化するため、これまでのコンプレックスを治療初期に改善できることです。

また通常の外科矯正の場合は「保険適用」がされますが、どの方でも適用になるわけではなく、顎変形症と呼ばれる骨格に起因する問題を抱える患者さん向けのものでした。また利用できる装置もワイヤーに限定されていました。

しかしサージェリーファーストは上記のような「制限」がなく、誰でも、そしてマウスピース矯正を利用して対応できることも1つのメリットになります。